Webinar (Japanese): BGV discusses the future of Enterprise 4.0 with the Japanese tech community at the Kyoto Research Park

BGVは10月28日(水)、ICTやバイオテクノロジー、エレクトロニクス、機械、イノベーションの分野で480を超えるテナント企業や機関を受け入れる日本のベンチャーアクセラレーターである京都リサーチパーク(KRP)とともに、対話形式のウェビナーを開催しました。100人以上が参加し、定員を超えた申込者はYouTubeを介して聴講する中、BGVの創設者兼ゼネラルパートナーであるEric BenhamouとGPのEric Buatoisは同社の Enterprise 4.0 の投資テーマについて説明し、投資先の数社を紹介しました。プレゼンテーションでは、企業の投資見通しにおける主要なトレンドラインを実証するための市場指標を示しながらEnterprise 4.0のスタートアップの成功について詳細に説明し、BGVの国境を越えた投資戦略に焦点を当てました。 このイベントでは、BGVの投資先企業であるScalefast、Secret Double Octopus、およびDrishtiによるプレゼンテーションも行われました。 セミナー詳細:https://sarr-llc.com/topics-performancer/bgv-krp20201029/ To view the VOD, please click here. BGVの創設者であるEric BenhamouがCOVID-19の影響とEnterprise 4.0の機会について語る Eric Benhamou氏によると、COVID-19は企業の自動化を加速させ、デジタルトランスフォーメーション (DX) 化の速度を速めました。2020年のより興味深い進展の中、企業は分散した労働力によって支えられた遠隔の職場への移行に成功しました。「在宅勤務」への移行は、企業がそれぞれの業界で安定して競争力を維持できるようにするため、ごく短い時間で実施されました。その結果、企業はこの移行の実施にあたり、様々なSaaSベースのソリューションを取り入れることを余儀なくされました。デジタルコラボレーションとリモートワークツールへの依存により、年初以来、主にSaaS企業で構成されるBVP Nasdaq Emerging Cloud indexの株価はほぼ400%の増加となりました。 消費者側では、顧客たちは一歩踏み出し、オンラインショッピングやeコマースを習慣とすることを学んできました。食品や食品雑貨から家庭・事務用品、あるいは特殊医薬品やニッチな製品にまで及ぶ無数の商品やサービスと相まって、迅速で手頃な価格の信頼性の高い配達の利便性が市場で証明されています。アマゾンやディズニーのような主要なプレーヤーは、WFH(Work from Home)のライフスタイルに合わせて、ビジネスモデル全体における焦点をシフトしています。「消費のしやすさ」と組み合わせられた迅速で手頃な購入は、オンライン小売業界にビジネスを導き、顧客がオンラインプロバイダーに求め期待する基準を定める根本的な動機となっています。 COVID-19がすべての産業分野に与えた影響は、BGVに投資の好機をもたらしました。競合するファンドは、下流のレイトステージの企業に着目し投資するようシフトしていますが、これによってより低いバリュエーションでより魅力的なアーリーステージの企業に投資できるようになります。BGVは、この機会を狙って投資を行うにあたり、戦略的にも資金的にも十分なポジションに位置しています。 過去5四半期では、アーリーステージの企業に対する投資数と資金調達額が減少しました。 この減少は魅力的なEnterprise4.0企業への投資機会を増やしました。参考までに、Enterprise 4.0とは、人工知能(AI)やインテリジェントオートメーション(IA)及びデータへの独自のアクセスを組み合わせて、企業に実用的な洞察を提供するクラウドネイティブのスタートアップの新しい波を指します。これらのスタートアップは、顧客に即座にROI(Return on Investment)に影響を与える垂直的なフルスタック・ソリューションを提供しています。BGVはこの基準のもと、以下の7つの投資テーマを想定しています。 顧客体験を再定義する顧客中心のSaaSソリューション アプリケーションを再設計するために音声、コンピュータービジョン、ロボット工学を取り入れた組込AI Enterprise4.0を活用したコンピューティングとストレージのパワーを提供する新しいアーキテクチャ サイバーセキュリティを自動化と分析にシフトさせ、熟練労働者とエンドユーザーの「使いやすさ」に対処するクラウドネイティブセキュリティのイノベーション 自動化への推進から最も重大な混乱に直面している製造、自動車、ロジスティクス、およびその他の分野における従来からの市場の改善 垂直市場(食品加工など)で人々の生産性を高めるロボット工学 先述したようにeコマースとロジスティクスの競争の場を平準化する技術的な機会を作成するアマゾン効果 BGVのゼネラルパートナー・Eric Buatois がグローバルベンチャーの視点を提示:スナップショット 一見したところ、米国のベンチャー投資は、特にクラウドの技術においては引き続き堅調であり、2019年の水準を上回ると予想されています。しかし、投資はレイトステージの企業とその投資ラウンドに偏っています。初回調達の投資件数は記録的な低水準(レイトステージの取引件数と比較してわずか23.7%)となっている中、2020年も過去最低の取引評価額を記録するペースで推移しており、ミドルおよびレイトステージの投資と比較するとVC投資のわずか5.5%にとどまります。一方、このアーリーステージに特化する投資家が少なくなったという事実により、シード・アーリーかつB2Bに特化しているBGVのポジションは強化され、より魅力的なディールフローが生み出され、アーリーステージ投資における交渉が優位になっています。 CVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)は引き続きVCの安定したパートナーであり、CVCを含む取引は総取引の47.4%から52%近くまで上昇すると予想されています。この活動の増加と注目の大部分はクラウド技術への資本投資に集中しており、さらにこれらは大規模なレイトステージの企業に向けられているため、株式公開も増えています。 BGVの投資先企業であるGrid Dynamics(https://www.griddynamics.com/)はその好例を示しています。小売、金融、テクノロジー分野向けのクラウドソリューションを専門とするITサービスプロバイダーである同社は、2020年3月にSPAC(特別買収目的会社)を通じてIPOを行いました。SPACは近年急増している新しいEXIT手法です。SPACにより世界的な危機の最中にもかかわらず、Grid Dynamicsは従来のルートを採用した場合の予想より2年も早く公開されたのです。これは、BGVの投資戦略が主要な成長分野における付加価値の高いソリューションに焦点を当てていることと、逆風に直面しているにもかかわらず下流との関係を活用するパートナーの能力の高さを示しています。Grid Dynamicsは、不確実で不安定な状況の中で目覚ましい前進を遂げ、成功を収めた数多くのBGVの投資するスタートアップの一例です。 BGVの独自の投資アプローチは、これまでも、そして今後も魅力的なリターンを提供するクロスボーダー戦略を採用しています。BGVは幅広いグローバルな経験と競争力のあるグローバル企業の構築方法を熟知しており、国外のチームに対してハンズオンのアプローチを取り、分散型の運用を母国に残しながら、シリコンバレーにハブを設立することを支援しています。イスラエル、インド、フランス等で設立された企業を母国に開発チーム等を残しながらもシリコンバレー […]